創業者紹介

リラクゼーションサロン Abundi

吉冨 公佳子

Kiyoko Yoshidomi

「アクセスバーズを広めたい」、
その思いに導かれて創業へ。
健康的で充実した日々に大満足。

吉冨 公佳子51years old

Kiyoko Yoshidomi

宇部市出身。歯科衛生士や販売員、英会話講師などこれまでにさまざまな仕事を経験。3年半前に偶然アクセスバーズと出会い、その癒しの効果に感動し自らも施術を学ぶ。「今度は私が誰かを癒したい。アクセスバーズをもっと広めたい」との思いから、リラクゼーションサロン「Abundi」を創業。
 
リラクゼーションサロン Abundi
創業:2018年7月
住所:山口市米屋町2-7 mirai365内
HP:https://abundi.amebaownd.com

3年半前にアクセスバーズに出会ったことで、自らのストレスから解放された吉冨公佳子さん。同じ資格を持つ人たちが集まれる場所を探していたところインターネットでやまぐち創業応援スペース「mirai365」を見つけ、いつの間にか創業する運びに…。全く創業予定のなかった吉冨さんが創業を決意した理由や、創業までの準備や現在の状況、これからの展望などについてお聞きしました。

これまでの経歴とアクセスバーズとの出会いを聞かせてください。

専門学校を卒業後は、その時々の好奇心の赴くままに、さまざまなジャンルの仕事を経験しました。アクセスバーズとの出会いは偶然でした。以前お世話になったセラピストさんが、アクセスバーズを始められたのを知って施術を受けてみました。そうしたら、驚くほど気持ちがスッと軽くなり、これだ!と思いました。元々、癒しや占いといったものにはそれほど興味なかったので、アクセスバーズを仕事にすることになるとは、当時は全く想像していませんでしたね。直感が出会いを導いたという感じです(笑)。

創業を決めた理由は何だったのですか?

アクセスバーズというのは、頭にある32のポイントを指で軽く触れることで、深い安らぎをもたらす施術なのですが、施術者が一方的に癒すだけでなく、学んだ者同士がお互いに施術しあう「セッションの交換会」というものがあります。その「セッションの交換会」が開催できる場所を探していた時に、たまたまインターネットでmirai365のことを知りました。さまざまな新しい取り組みをされているということを知って、すぐに問い合わせをしてみて、話を聞きに行きました。そうしたらインキュベーションマネージャーの方から、「創業を考えてみたらどうですか?」と提案をされて(笑)。それまで、創業するなんてことは全く考えていなかったので思いもよらない展開に自分でもびっくりしました。けれど、この施術はご自宅でされている方がほとんどで、mirai365のチャレンジモールのような場所に出店するということは全国的にも大変珍しいことでしたので、「私が出店することでアクセスバーズのことをもっと多くの人に知ってもらえるのでは?」と次第に気持ちが傾いてきて…。創業に踏み切ったのは、「アクセスバーズで商売したい」というよりも「アクセスバーズを広めたい」という思いの方が大きかったですね。

創業のためにどんな準備をされましたか?

創業を決めた当初は、「経営なんて本当に自分にできるのか?」「あまり認知されていない施術でやっていけるのか?」といった不安はありました。けれど、一歩踏み出してみると意外とできるものですね(笑)。一度に欲張らずできることからやってみたら、どんどん形になっていき、だんだんと楽しめるようになっていきました。具体的にはmirai365のインキュベーションマネージャーに相談しながら、チャレンジモールの出店に必要な書類を作成するところからスタートしました。自分の構想を第三者に伝えるために書類を作成するなんて、もちろん全く初めての経験でしたが、正直な思いをまっすぐに綴ったところ、「こんなに丁寧に書いてくださる方の方がむしろ少ないですよ」と褒めていただき、自信につながりましたね。完成させたものを提出し、特に問題なく入居の審査は通過しました。書類を作成する中で、価格の設定については結構悩みました…。同じ資格を持つ仲間に相談したり、一般的な癒し系の店舗の価格をリサーチしたりして、最終的には疲れやストレスを抱えている方が気軽に何度も来ていただけるように都市部の約半額の金額に設定しました。

創業資金はどのように準備されたのですか?

多額の創業資金は必要ありませんでした。極端なことを言えば、施術台さえあれば始められます。ただ、担当してくださったインキュベーションマネージャーからは、創業後の資金繰りを考えて借りられるだけ借りておいた方がいいとのアドバイスをいただいたので、少額ですが2つの金融機関から借入をしました。金融機関には、mirai365に出店する際に提出した書類をブラッシュアップさせて提出しました。すぐに審査に通ると言われていたのですが、実際にはかなりの時間を要しました。アクセスバーズの知名度の低さが、審査に影響を及ぼしたように思います。世間にあまり知られていないものを商売にすることの難しさを痛感しましたね…。でも、誰もやっていないということは、競合も少ないということだと考えて、成功するチャンスは大きいと自分を奮い立たせました(笑)。

創業後、現状はいかがですか?

少しずつですが、アクセスバーズの認知度が上がっていっているなという実感があります。しかし、当初の目標に比べると来客数も売上もまだまだです。オープン当初は地域のフリーペーパーに広告を掲載してみましたが、思っていたような反響はありませんでした。でもしばらく経ってから、その広告を握りしめて来られる方が何名かいらっしゃいました。大きな反響はなくても、届いて欲しい方にはちゃんと届いているんだということがわかり、こちらから発信することの大切さを学びました。今は、いろいろな媒体に広告を掲載しながら、費用対効果を探っているところです。

現在のワークライフバランスはいかがですか?

一日のタイムスケジュールを自分の思うように組み立てられるので、自分に使える時間が大幅に増えました。いろいろな知識を蓄えるための勉強の時間を十分に確保できています。人間関係によるストレスは全くといっていいほどありません。疲れている方の心や体を軽くしてあげたくて始めた仕事ですが、蓋を開ければ私が一番健康になっていますね(笑)。

創業して良かったことは何ですか?

自分の好きなように働ける、好きなことで食べていけるというのはもちろんですが、さまざまな頭の中のモヤモヤを持って来られた方々が、スッキリとして元気になって帰っていかれる姿を見ることが、一番「この仕事を始めて良かった」と感じるときですね。

今後の目標を教えてください。

現在は、別の仕事2つと掛け持ちしながらやっているので、できるだけ早くアクセスバーズで一本立ちしたいと思っています。そのためには、もっと多くの人にアクセスバーズを知ってもらい、理解してもらうことが必要なので、今は認知度アップに力を注いでいかないといけないと思っています。また、アクセスバーズの資格に関するお問い合わせてもいただいていますので、そろそろ教えることも始めたいと思っています。

最後に、現在、創業をお考えの方にアドバイスをお願いします。

頭の中でずっと考え続けるより、とにかく何でもいいので一歩踏み出してみてください。最初の一歩さえ踏み出すことができたら、思っていたよりずっと簡単で、「自分でもできるんだ!」ということが実感できると思います。やりたいことがぼんやりとしていて、明確になっていない場合は、誰かに思いを話してみることもオススメです。話しているうちに考えが整理され、やりたいことがだんだんと具体的になっていきます。まずは行動してみること! 頑張ってください。