イベントレポート

Introduction

2024年10月13日、山口県政資料館にて、「やまぐちスタートアッププログラム Mirise〜ミライズ〜」の中間発表会が開催されました。
当日は、「学生向け新規事業開発体験プログラム」の受講者9名、「やまぐちアクセラレーションプログラム」の受講者10名が登壇し、それぞれのビジネスプランについて中間発表を行いました。

Mirise中間発表会

開催日時:開催日時:2024年10月13日(日)13:00〜17:30

①オープニング
Miriseおよび中間発表会の概要説明
②【第1部】
学生向け新規事業開発体験プログラム受講者による「ビジネスアイデアのピッチ」
・受講者によるピッチ(9名)
・県内企業によるフィードバック
③「ビジネスアイデアのピッチ」の総評
④【第2部】
やまぐちアクセラレーションプログラム受講者による「ビジネスモデルのピッチ」
・受講者によるピッチ(10名)
・投資家等によるフィードバック
⑤「ビジネスモデルのピッチ」の総評
⑥クロージング

開催場所:山口県政資料館(旧県会議事堂)(山口市滝町1-1)


主催者:山口県

Miriseとは?
やまぐちスタートアッププログラム Mirise〜ミライズ〜

イノベーションの創出により短期間で急成長し、地域経済を活性化させるスタートアップを創出するとともに、新たな取組に積極果敢に挑戦する多様な人材を育成することにより、地域経済の起爆剤となるスタートアップを継続的に輩出することを目指す山口県の取組のうち、「学生向け新規事業開発体験プログラム」と「やまぐちアクセラレーションプログラム」の2つのプログラムの総称です。

「学生向け新規事業開発体験プログラム」とは、起業やスタートアップを志す若者を育成するため、起業やスタートアップ、新規事業開発に関心があり、斬新なアイデアや優れた技術を有する大学生や高校生を対象に、大学生等が事業アイデアの考案から事業検証までの一連の事業開発を体験するプログラムです。受講者は、自身のアイデアや技術を基に事業を開発する手法や起業・スタートアップに関する知識を習得しつつ、講師や事務局のサポートを受けながら、事業アイデアの磨き上げや事業検証を行い、事業開発スキルを習得します。

「やまぐちアクセラレーションプログラム」とは、山口県内からロールモデルとなるスタートアップ企業の創出を目指し、「すでに新たなビジネスプランを持っている方」を対象に、事業化を加速させる場、投資機会を与える場を提供し、全国、世界へと羽ばたく起業家を生み出していくプログラムです。受講者はワークショップやピッチを行い、約8カ月間かけてスタートアップに必要な各種知識を取得しつつ、プレゼンスキルの向上を図りながら、ビジネスプランを完成させます。また、アクセラレーター※がリアリティある環境やプログラムを提供することで、ビジネスプランのさらなるブラッシュアップをサポートします。最終的には、それぞれのビジネスプランで全国のVC(ベンチャーキャピタル)や投資家に向けてのピッチの実施や、全国規模のピッチコンテストへの出場等により、資金調達の実現を目指します。
※アクセラレーター…スタートアップ企業や起業家をサポートし、事業の成長や発展を促す支援者。

レポート

開式のあいさつに続き、Miriseの概要について説明があった後、いよいよ中間発表会がスタート。学生向け新規事業開発体験プログラムの受講者9名、アクセラレーションプログラムの受講者10名が、2024年6月の開講以来、この日までにブラッシュアップしてきたビジネスプランについてのピッチを行いました。ピッチを終えた後、学生向け新規事業開発体験プログラムでは、地域企業との事業検証に移行するビジネスプランの審査が、アクセラレーションプログラムでは、アドバイザーによるフィードバックがそれぞれ行われました。フィードバックやアドバイスに耳を傾ける発表者の表情は真剣そのもので、その様子から、自身の事業プランにかける意気込み、より質を高めたいという思いが伝わってきました。また、審査員の熱いコメント、会場をほぼ満席とした傍聴者の熱い視線もあり、終始会場内は熱気に包まれていました。
全てのピッチが終了した後、アクセラレーションプログラムのメインアクセラレーターである(株)ゼロワンブースターの鈴木規文氏から感想とアドバイス、今後についての説明、そして令和7年2月15日に萩市の松下村塾で開催される最終成果発表会へのエールが送られ、全てのプログラムは終了。大盛況のまま閉幕となりました。
今後、受講生たちは成果発表会に向けて、ビジネスプランのさらなるブラッシュアップを図ります。

受講者の声
●学生向け新規事業開発体験プログラム受講者

相田彩希さん(下関市立大学経済学部・21歳)
これまでの自分にはない、新たな学びや経験を得るためにMiriseに参加しました。中間発表会に至るまで、アイデア出しにとどまらず、課題検証やソリューション検証も行い、自分のアイデアを形にしていく過程がすごく面白かったです。その中で、「人を頼ることの大切さ」を学びました。自分だけで進めていると、設定した課題や解決策がぶれたり、偏った見方をしてしまいます。さまざまな立場や考えを持つ人に頼り、意見を聞くことでより良い方向にブラッシュアップすることができました。また、熱い思いを持った学生、親身にサポートしてくださるメンター、真剣に向き合ってくださる企業の方や投資家、交流の場を提供してくださる金融機関の方など、いろんな思いや価値観を持った人、いろんな経験をしてきた人と出会うことができたのもプラスとなりました。今後は検証をさらに進め、安心してペットと暮らせる社会の実現に向けて事業プランを充実させていきたいです。

[事業アイデア]
エキゾチックアニマルに特化したオンライン診療・相談サービス

●アクセラレーションプログラム受講者

ジニーズランプ株式会社 代表取締役 白石知之さん(山口市・40歳)
普段から利用しているコワーキングスペースのスタッフにお声がけいただき、行政や企業の方に弊社のサービスや取り組みを知ってもらい、資金だけに限らず、さまざまなご支援がいただければと考えて参加しました。実際にプログラムがスタートすると、いろんな業界の方々から多角的にアドバイスをいただけるだけでなく、他の参加者とも課題やサービスについて情報交換ができ、弊社のサービスのブラッシュアップの参考になっています。また、他業界の事業者のみなさんが、自分と同じような課題を抱える中で奮闘していらっしゃる姿を拝見し、自然とモチベーションが上がっています。今後は、山口県内でサービスを普及させ、次のステップとして近隣県への進出を図り、最終的には全国展開を目指したいです。アクセラレーションと聞くと、資金調達のイメージが強いかもしれませんが、Miriseは異なる業界の方々からもアドバイスをいただける貴重な機会になります。もし、一人で頭打ちになっていらっしゃる方がいたら、ぜひ参加してみてください!

[ビジネスモデル]
らんぷのナースさん

●アクセラレーションプログラム受講者

株式会社アガティカ 代表取締役社長CEO 藤井佑機さん(宇部市・32歳)
弊社の決済アプリ「玉円ペイ」をリリースするということもあり、事業をより加速させるためにMiriseに参加しました。講義では、スタートアップの事業の立ち上げ方や進め方、起業家のマインドセットの持ち方などを、実例をもとに解説していただけ、大変良い勉強になっています。また、ピッチに関しては、準備の段階でどのように伝えれば聞き手が興味を持ち、理解してもらえるかを試行錯誤する良い機会となり、発表後にはフィードバックを受けることで改善につなげられています。参加起業家や支援者の方との交流でも良い刺激を受けたり、事業拡大や資金調達につながる話も進められ、本当に参加して良かったです。今後は、Miriseで学んだことを活かし、まずは「玉円ペイ」を山口県内の病院やクリニックに広め、いずれは全国で利用できるようにし、日本の医療のキャッシュレス化を実現したいです。そして、将来的にはIPO(新規公開株式)したいと考えています。Miriseはスタートアップに関するさまざまな学びが得られ、起業家の仲間もできる素晴らしいアクセラレーションプログラムです。興味のある方は参加をおすすめします!

[ビジネスモデル]
病院・クリニックでも使える、医療キャッシュレスを実現する決済アプリ

2024年度Mirise概要

【実施期間】令和6年6月〜令和7年2月
【対象者】
●学生向け新規事業開発体験プログラム
・山口県内の学生(高校生以上)
●アクセラレーションプログラム
・事業の成長・加速化を目指す地域の起業家および起業希望者
・スタートアップおよびベンチャーでの起業を目指す方(第二創業含む)
・創業5年以内の創業者
・新規事業でベンチャーキャピタル等からの資金調達を目指す方
【プログラム】
●学生向け新規事業開発体験プログラム
・キックオフイベント「アイデア出るまで帰しません!」
・講義&ワークショップ(計3回)
・中間発表会&交流会
・協力企業との実証事業
・最終成果発表会
●アクセラレーションプログラム
・講義&ワークショップ(計4回)
・中間発表会&交流会
・最終成果発表会
【主催】山口県(委託先:(株)YMFG ZONEプラニング)

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