創業者紹介

泰バランス療法整体館

河﨑 泰子

Yasuko Kawasaki

痛みや辛さを抱えている人たちを
自らが効果を実感した整体で救いたい。
お客様の感謝の言葉が生きがいに。

河﨑 泰子52years old

Yasuko Kawasaki

宇部市出身。趣味が高じて取得した宝石の鑑定・鑑別・デザインの資格を活かし、百貨店で宝飾担当を務めていたが、立ち仕事と長時間労働により腰と膝を壊し退職。慢性的な痛みを克服しようと様々な方法を試す中で出会った、バランス療法整体の効果に感銘を受け、自らも施術を学ぶ。痛みを抱える人たちを楽にしたいと、2016年11月に「泰バランス療法整体館」を創業。
 
泰バランス療法整体館
創業:2016年11月
住所:宇部市今村南2-4-15
HP:http://taibalance.net

短大を卒業後、働きながら趣味の彫金をしていた河﨑泰子さんは、その道を極めるために会社を辞めて専門学校に通い、宝石の鑑定・鑑別・デザインの資格を取得。大阪の百貨店で宝飾担当をしていましたが、立ち仕事と長時間労働で腰と膝の痛みは限界を超え、ついに退職へと至ります。山口に戻った河﨑さんは、知人の紹介で「バランス療法整体」と出会い、その効果を実感します。自分と同じように辛い痛みに悩んでいる人を救いたいと「泰バランス療法整体館」を創業した河﨑さんに、創業までの道のり、創業後の現状、今後の目標などについてお聞きしました。

これまでの経歴とバランス療法整体との出会いについて教えてください。

大阪の短大を卒業後、山口にUターンして事務職をしていました。30代半ばになった頃、ずっと趣味で続けていた彫金の道を極めようと、仕事を辞めて宝石の鑑定・鑑別・デザインの資格を取得する大阪の専門学校に入学。卒業後は、大阪の百貨店の宝飾コーナーに就職しました。しかし、ハイヒールを履いての長時間による立ち仕事で、徐々に腰と膝を悪くしていきました。病院や整体に行ったりしたのですが、一向に改善される兆しはなく…。ついに体と心が限界を超え、山口に帰郷しました。Uターンしてしばらくは、事務職と宝飾の仕事を並行してやっていたのですが、次第に腰を据えて働きたいと考えるようになり、相談や援助の業務をメインとする福祉の仕事に就きました。大阪時代に比べて、体への負担はかなり少なくなったのですが、それでも腰と膝の痛みは改善されませんでした。そんな時、今、私が行っているバランス療法を用いた整体を友人から紹介されました。

バランス療法整体の資格取得を決めた理由は何だったのですか?

バランス療法整体の施術を受けたことで、長年悩まされ続けてきた腰と膝の痛みがなくなっただけでなく、長年抱えていた鼻の不調までも解消されたことに大きな衝撃を受けたからです。バランス療法整体の資格を取得すれば、家族や親しい人などをツライ痛みや苦しさから解放してあげられると思いました。また福祉の仕事を通じて、病気で体と心の不調を抱え仕事に就けない人たちとも関わっていたので、そのような人たちの生活改善にも、バランス療法整体が役立てられるのではと思ったということもありますね。

創業に至った経緯を教えてください。

資格を取得してからしばらくは、無償で家族や友人、知人を施術していました。私としては「痛みが取れた!」「辛さから解消された!」と喜んでもらえるのが単純に嬉しかったのですが、繰り返し施術するうちに、みなさんから「お金を取っていただかないと頼みづらい…」と言われるようになってきました。また、福祉の現場で出会う方々に施術を行いたい場合に、職員という立場では不可能だったので、きちんと看板を掲げることで可能にしていきたいという思いもありました。ちょうどその頃、家族の介護も始まり、仕事と両立していくことの難しさを感じることもあって、思い切って独立することを決めました。

創業のためにどんな準備をされましたか?

宇部商工会議所に、事業を始めるにあたって何が必要なのかを聞きに行きました。その際に起業塾にも誘われたので参加することにしました。創業のために必要な準備や事業計画の大切さを知ることができたので、受講して正解でしたね。起業塾の最後に行われた「事業計画プレゼン」の参加賞でいただいた補助金で、自宅の部屋を施術室に改装したり、チラシや看板を作成したりしました。そのおかげで、自己資金を節約することができたので、本当に助かりました。

創業前後に何か宣伝活動をされましたか?

周辺のいろいろなお店を積極的に回って、チラシを置かせていただきました。店主さんが一生懸命にお話を聞いてくださり、バランス療法整体の内容をきちんと理解した上で、チラシを置くことを了承してくださったお店ほど、反響が大きく集客に繋がることがわかりました。最初は闇雲にチラシの設置をお願いしていましたが、今では自分なりに効果的な配布場所が選べるようになりました。また現在は、FacebookやLINE@を使っての情報発信にも力を入れています。また、宇部市内での体操教室を開催したり、宇部市のスポーツコミッションに所属して健康イベントに参加したり、ALS(筋萎縮性側索硬化症)などの難病を患っていらっしゃる方を訪問させてもらったりしています。やっぱり実際に体験して実感していただくのが一番のPRだと思います。

ホームページについてミラサポの派遣専門家からアドバイスをもらったと聞きました。

ミラサポ(※)の派遣専門家を利用しました。全部で年3回ほど利用できるので、その間に、印象に残る写真の撮り方や選び方、興味を引きつけるコピー、見やすいデザインなどについてのアドバイスをいただきました。そのアドバイスを活かして、わかりやすいホームページになったと思います。やはり、自分の考えだけで進めるのではなく、公の機関に足を運ぶことは大切だなと実感しました。
※ミラサポとは中小企業庁委託事業として、中小企業・小規模事業者の未来をサポートするサイトです。

やまぐち創業応援スペース「mirai365」のチャレンジモールに入居されたきっかけは?

新聞記事を見てmirai365の存在を知り一度下見に行ったのですが、その時は、入居費用と宇部市からの通勤時間を考え、入居には至りませんでした。その後、まずはチャレンジモールに入居してみたところ、自宅サロンに比べて、一見のお客さんに出会える機会が圧倒的に多いことを実感しました。しかも、この施設に足を踏み入れて来られる方は、すでに何らかの興味をお持ちになって来られているので、お話を聞いてくださったり、施術を受けてくださったりする確率が高いんです。集客以外の面でmirai365に入居したメリットをあげるとするならば、やはり常に相談に乗ってくれたり、アドバイスしてくれる方が近くにいることです。私の状況を客観的に捉え、俯瞰で見つめて助言してくださるので本当に心強いです。自宅サロンはリピーターさんをじっくり施術する場として、mirai365はバランス療法整体を知ってもらう場として営業しています。

創業後、現在の状況はいかがですか?

自宅サロンとmirai365を、大体半々くらいの割合で営業しています。創業1年目は新聞やラジオなど、いくつかのメディアに取り上げていただいたこともあって、予想以上のお客様に来ていただくことができました。しかし、2年目に入ってその効果も徐々に薄れてきているので、SNS世代のお客様、SNSを利用されない年配のお客様に、それぞれに異なったアプローチをして、またご利用いただけるようにフォローを行なっています。mirai365の入居期間は最長2年なので、以前は、その先のことを考えて不安になることもありましたが、自宅店舗と2箇所でPRできていると前向きに捉え、期間が終了するまでに今後の方針を固めようと思っています。

創業して良かったことは何ですか?

施術を受けられた方から、「痛みがなくなった」「楽になった」「動けるようになった」と言われるその言葉に尽きます。達成感や充実感が自分を元気にしてくれます(笑)。あとは自分のペースで物事を進められることです。親の介護をしながら働くことは、どこかに雇用された状態では正直とても難しいです。今は適度にお休みが取れリフレッシュできているので、気持ち的にも体力的にも随分と楽になりました。私自身が健康でないと誰かを癒してあげることはできませんからね。それと、自分の好きなことで生きているということですね。どちらも深く観察するという点では、整体は宝石の鑑定と似ていて、私にとってはどちらも大好きな作業なんです。好きなことに没頭できることの喜びを味わっています。

今後の目標を教えてください。

技術をさらに上げて、お客さんの体のことをきちんと理解し、より良い施術ができるようになりたいですね。そのためには、コミュニケーション力をより一層向上させ、施術後のフォローにも力を入れていきたいです。バランス療法整体の特徴は、触診で悪いところを探り、手技で骨格や関節を正常な位置に戻し、さらに術後確認をしっかりと行って自分でできるメンテナンスなどをアドバイスするまでが一連の流れです。「痛みを感じたらまずは泰バランス療法整体館に!」と言ってもらえるような存在になりたいですね。もう一つの目標は、難病で寝たきりの人たちが日常生活を少しでも楽に過ごせるよう、施術を通してお手伝いしていくことです。実際に患者さまに施術した経験もあり、この療法がみなさんの苦痛を和らげていることを確認しています。ただ、これをやり始めるとおそらく一人では業務が回せなくなってしまうので、その時はこの志に共感してくださる方を見つけ、一緒にやっていけたらと思っています。あとは、余裕が生まれたらまた彫金や宝石の鑑定もしたいですね。好きなこと、やりたいことは1つじゃなくていいと思っていますので、欲張りに生きていこうと思っています(笑)。

現在創業をお考えの方にアドバイスをお願いします。

「自分の物差しなんて大したことないんだ」と常に言い聞かせ、自分と利害関係のない立場で客観的な意見を言ってくださる方にどんどん相談することをおススメしたいですね。冷静な意見やアドバイスをいただくことで、思いだけで突っ走ってしまうのを防ぐことができます。ぜひ、商工会議所やmirai365のような創業支援スペースに足を運んでみてください。そして「なぜ自分はこの仕事をしたいのか」にしっかりと向き合い、事業の理念を固めておくこと、言葉にしておくことが必要だと思います。思ったようにいかなくてくじけそうになったり、日々の業務に追われて自分を見失いそうになったりすることがあると思います。そんな時、確固たる信念があれば、迷いなく突き進んでいくことができると思います。